もうすぐ帰れるから
懐かしいのはここに居た証
それだけでいい それがいい
待っていたんだよね
きっと分かれ道はなかった
どんな理不尽な世界でも
変えることが出来たはずだから
あの頃は疑うことはなかった
日々の幸せにも疑いの目
不安がないことが不安になった
「これからをどう生きていくんだろう」
不安と未来の狭間の今を生きていたのに
「これからはどう終わっていくんだろう」
不安と未来の狭間の今を生きているのに
変わっていく思考に絶望するようになった
それが本当の終わりに向かうこと
君の思考を絶望することなんてない
絶望出来る君は誰よりも綺麗だよ
無駄なものは何一つないよ
一人で寂しくならないように
この絶望も手を繋いでくれる
懐かしいのはあの頃が
もう残っていない証
懐かしいのはあの頃を
まだ忘れていない証
それさえあれば
もうすぐ帰れるから