世界が変わっていますように
そうやって数え切れない程
瞬きしてきたけど
世界は変わらなかった
それに葛藤して 絶望して
時には吐き出し 投げ出し
気持ちだけが先走り
次第に手が届かない距離
逃げられたのか 追いつかないのか
それとも僕が離れているのか
その途方のなさに現実逃避
歳を重ね諦め上手になり
過去の経験から
性格が生まれ
価値観が生まれ
正解や不正解が生まれ
いつの間にか天秤で比べる毎日
世間体や常識が渦巻く世界
裸で産まれた僕の第一声は
この世界に対する叫び
世界への叫びは
合掌へ変わり
嘆く時間は
解く時間に
立ち止まるだけ
追いかけるだけ
遠くに行ってしまう
心が擦り切れた僕の最後の手段
地球を一周したあなたを待つこと
必死に追いかけた
答えが無い未来
だから過去を重ね
いつも答え合わせ
そんな僕が気づいたこと
瞬きした一瞬を
繋ぎ合わせていくと
世界が変わっていること
そうやって気づけた
僕が変わっていたこと