感謝することが増えたのは
それだけ地べたを這いつくばったから
今でも時折顔を出す不安が
ありがとうに返事をするけど
それが空返事にしか聞こえなくて
空っぽの僕の化身なのかって
虚しくて泣けてくるよ
涙でいつも歪んだ世界にしか見えなかった
目を背けたくて落ちた涙の先には
僕の立ち止まる足
だけどその涙に溜め込んだものを
もう空っぽだなんて誰も言わないよ
手を伸ばしても掴めない答え追いかけて
涙に逆らうように空が好きになって
枯れるまで追いかけていたら
いつの間にか隣に君がいて
君が背中を押してくれるから
目を背けたくて落ちた涙の先には
僕の前に進む足
何も掴めない日々は
何か掴むまでの途中
信じてきたことを肯定する為には
否定しようとする自分を否定すること
叶った時手に入れる自信は
今までを笑えるものに変え
未来しかない前を見上げたら
あの頃の未来の世界